時にはNEMの話を
時にはNEMの話を。
NEMのNCC/NISの β版 Ver 0.6.82 が公開され、
2016/12月頭らへんにNEMのフォークが行われる見通しです。
https://forum.nem.io/t/nem-beta-0-6-82/2949
#NEM が 875000 block(日本時間 12/01 12:00 前後)でハードフォークします。
— tomotomo9696 (@tomotomo_9696) 2016年10月23日
・手数料が安くなります
・添付可能メッセージの文字数が倍増します
・トランザクションハッシュからデータを取得するAPIが追加され開発がよりやりやすくなります
875000 Blockで移行します。
これを書いている今現在は821000程度。
NEMは大体1分に1ブロックできます。
(ほとんど空っぽブロックなのでハーベスト報酬に0 Feeが多い シットコインですね(キリッ)
で、今まで問題(とされていたもの)だったいくつかの事項で改善が見込まれます。
雑にご紹介。
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その1.手数料がお得に
夏頃にアホみたいにXEMが高騰した結果、NEMエコシステム内のすべての手数料が異常なほど割高となっておりました。(そして沼へ)
今までは10万XEMを送金するのに60XEMぐらいかかっていました。
メッセージを添えたりするともっと高額になっており、決して安い価格とは言えません。
トランザクション関連の新しい料金体系は以下です
(間違ってたら指摘してくださいな)
1万XEMあたりの手数料は1XEM。
上限は25XEM。
例:
45000 XEM送金→ 手数料4 XEM
125000 XEM→12XEM
500000 XEM→25XEM
(10000以下は1XEMと思われる)
上限が決まったのは少しうれしいですね。
ワシのような一度の送金で500万XEMぐらいを常にやり取りしているプチ富豪にはありがたい手数料です。少額の方も結構がんばってもらったので許せる範囲の手数料になったかなぁと。
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その2.namespaceレンタルがお得に
NEMにはドメイン的な概念のnamespaceというものが存在し、その中にMosaicというアセットを生成することが可能です。
namespaceには、更に下層に子namespaceを作成することが可能であり、3層まで作ることができます。それぞれにモザイクを作成することが可能です。
ファイルとフォルダみたいなもんです。
例 レベル3までネームスペース作った場合 :god.tanu.numa:namunamu
god: 親(ルート)ネームスペース
tanu: サブネームスペース
numa: さらにサブのネームスペース
namunamu:モザイク(トークン的なアレ ここでは沼の下に位置するアセット)
このような感じで作れます。
もちろんgodの直下に:numaというアセットも作れます
このNameSpaceを作る(プロビジョニング)には
今まで5万XEMが必要でしたが、今回の改訂により5000xemまで引き下がります。
ルートNamespaceのプロビジョニング料:5000XEM
サブNamespaceのプロビジョニング料:200XEM
モザイク作成:500XEM
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その3.メッセージ送信がお得に
NEMいじった人ならご存知ですがNEMにはメッセージを添えてトランザクションを発行する事が出来ます。
現在のメッセージの最大文字数は160Byteでしたが、
今回の改訂で320Byteに増加します。
なお、32文字当たりの手数料は1XEMとなる模様。
320Byte、日本語は2Byte文字なので160文字がっつりメッセージをいれても
10XEM程度で済む感じですかね。
なおNEMコミュニティは現在モバイルアプリを開発中ですが、このメッセージ機能を使ったメッセンジャーのような使い方ができます。(毎回手数料かかるから使わないけどw)
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とまぁ、ざっくりこんなところです。
詳細を知りたい人は公式フォーラムへGo!
この辺りの話もそうですが、いまいちNEMがよくわからん、という方へ。
NEMの公式サイトは日本語対応しております。
この日本語訳は有志の方々が自主的に翻訳してくれたものです。
(ゆえに怪しい所あるかもしれませんがw)
これをよく読むだけでNEMの機能や仕組みについてそこそこ理解が進むと思います。
↓↓↓よくある質問のページ↓↓↓
も、参考になりますので、一度目を通してみては如何でしょう?
また、NEMの説明書、という有志による解説サイトがあります。
現在は
・NEM基本用語
・ハーベスティングとは
・VestedBalanceについて
・デリゲート(委任)ハーベスティングの利用方法
・NCC エラーリスト
・スーパーノードの必要条件
・POIとは何か?
・NEMの手数料について(フォーク前 旧手数料について)
といった内容を纏めてくれています。
こちらも一度目を通してもらえると理解が深まると思いますので是非。
NEMはコミュニティ規模もまだまだ小さく、コアの方とすぐ繋がれるし質問も気軽にできます。
非技術者でも気合があればできる事もそこそこあります。テストとか。
興味がある方は果敢に挑戦してみてほしいです。
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~余談~
最近、各暗号通貨プロジェクトをバカにして調子こいてるジャガイモみたいな方が、特定のプロジェクトのあら探しを必死で頑張っているようです。
ワシは暗号通貨同士の比較はあまり意味が無いと思います。NEMだけに限った話ではありません。
投資家の観点ならビットコインと金、為替、株といった比較をする方が効率的で、小さな枠組みの暗号通貨の世界の中だけでドングリの背比べをするのは如何なものかと。
さらにそれを貶して馬鹿にすることを目的にし、それをコンテンツ化しているのは中々腹立たしい…
取引所が同じだったりするので暗号通貨の枠組みの中で比較しがちですが、
それぞれ目的が異なっていたり目指す所が違います。
バイオ系の株ホルダーと任天堂ホルダーは期待している点が違うと思います。
1.0系通貨と2.0系通貨も違います。そもそも枠組みが違うので1.0と2.0を比較して1.0の方が優れている、安い、高いとはならないと思います。
もちろん価格しか論じない人がいても良いと思いますし、投資家層はそれを第一に考えるのは理解できます。
しかし、このクソブログをここまで読んでくださるような素敵なクリ厨の方でしたら、技術者の方々に対するリスペクトだけは忘れないようにして頂きたいものです。