逆襲のタヌ神

逆襲のタヌ神

知識完全ゼロからビットコインをはじめとする仮想通貨/暗号通貨に手を出し色々なものを失いながら世の中に逆襲していくクソブログ

アタリショックとクソコイン

 巷ではチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップ

 

 

たくさんチューリップが咲いている。

 

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暗号通貨、特にビットコインにおける『バブル』をチューリップバブルに見立てて表現している人が多い。

 

チューリップバブルやその他バブルについてはココのサイトが詳しい。

pepera.jp

 

 

 

この話は皆が口を揃えて言っているので今更説明する必要は無いだろう。

 

で、今の暗号通貨やALTブームICOブームを考えてみると似てるような感じで似ていない

 

アタリショック

 

という言葉がある。

ワシもこのあたりはリアルタイムではないのでニワカだが少し面白いので紹介したい。

 

 

アタリとは何か?

 

暗号通貨クラスタPS4世代なのであまり馴染みが無いかもしれないが、これは1977年代に発売されたアメリカのビデオゲームメーカーATARI社の事である。

 

そしてアタリ社が発売したゲーム機(Atari 2600)とそれを取り巻く悲劇をアタリショックと言う。

 

 

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簡単に説明すると、それまでアーケードが主流だったゲーム業界に、ゲームのROMを交換可能にし、更にプログラムの公開をする事でサードパーティの開発を許可し、多数のゲームを業者に作らせることで大成功を収めたゲーム機がこれ。

 

当時爆発的人気だったスペースインベーダーが移植発売されると大ヒットとなった。

 

ここまでは素晴しい。

 

だが、この後が良くない。

 

まるでクソコインブームとクソICOブームを髣髴させる展開となる。

 

 

軌道に乗ってゲームは売りに売れた。

 

しかし

この時大量に市場に流出したのが、

いわゆる『クソゲー』だったのである。

 

作れば売れたのでクソゲーでもなんでも良いから大量に作って売ったのが当時のゲームソフトメーカー。クソでも何でもいいからとりあえず作れば売れる。

ゲームとは関係ない業者さえもゲーム業界に参入してクソゲーを大量に作る。

パックマン』などはゲーム機本体台数よりもソフトを多く生産する始末。

 

売れまくっていたアタリ社は生産が追いつかない状態になり、調子に乗って向こう一年の一括販売にした。そして売れに売れまくってる状態の各小売店らは在庫の枯渇を恐れて大量に注文を行った。

 

しかしクソゲーなので売れない。そうすると販売店は大量の在庫を抱える事になる。

トドメになったのは大ヒット映画E.T.を主題にしたソフト。

勿論クソゲーで大量の返品が発生した。

 

当時はジャケ買いしか方法が無いので新作を買う場合ユーザーはクソゲーを定価で掴まされる。

その結果、評判の良いソフトは中古で取引されても新品のクソゲーは誰も見向きもしなくなり、そのうちアタリに見切りをつけてゲームをしなくなっていった。

 

このような悪循環に陥ったまま、競合ゲームなどの登場により更に状態は悪化し、業界全体を巻き込んでアメリカのゲーム産業は失速した。

 

 

アタリ社はゲームソフトがクソゲーかどうかをチェックしていなかったとされる。本当かどうかはわからない。ただし、本当に面白いゲームのみを市場に出していたら結果は違ったかもしれない。

 

日本の似たような事例に、ガラケー時代に流行った怪盗ロワイヤルのコピーのようなのモバイルクソゲーブームがあった。バカの一つ覚えのようなカードシステムのゲームでクソゲーが乱立。死んだ業者も多い。

 

 

これらの歴史からひとつ、わかる事がある。

 

 

『クソはクソ』

 

という事だ。

 

クソゲーにいくら豪華なジャケットを着飾ろうが、

クソゲーにいくら宣伝費をかけようが、

クソゲーがいくら売れようが、

 

 

『クソはクソ』

 

 

これは暗号通貨も同じ。

いくらインフルエンサーが10倍20倍になる銘柄!とか煽っているものも、中身が伴わなければクソ。逆にクソの中にもコミュニティや技術者が集まってきてクソではなくなるかもしれない。

 

高値になるかどうかではなく、クソかクソではないかを見極めながら、皆が楽しい暗号通貨ライフを送ることを祈っている。

 

また、既にICO関係に関しては食傷気味になっており、ポエムなのかどうなのか判断するのも苦痛になってきている。ポエムではない良い感じのプロジェクトも勿論あるが。

 

あるのだが・・・

 

 

おなかが痛い。

 

 

食あたり状態だ。

 

 

 

食あたり。。。

 

 

 

食アタリ・・・

 

 

 

ショクアタリ・・・

 

 

 

 

アタリショック!!!!!

 

 

 

 

 

少なくとも今の暗号通貨を取り巻く状況ではクソICOをやたらPumpしたり、クソコインをむやみにPumpしたりする行為はアタリショックを早めるだけ。

 

『普通に考えてこれ無理だろ』

というようなモノをゴリ推しするのは止めよう。

インフルエンサーどもはイナゴタワー商法を止めよう。

 

 

ハズレをつかまされた人々の一番恐ろしい逆襲は

「無関心になる」

という事だと思う。

 

 

なにより、

クソではないものを必死に作ろうとしている人たちを巻き込んでしまう事を心配している。

 

 

価格が低かろうが、暴落しようが、良いものは良い。いつか報われる日もあるだろう。

価格が上がろうが、暴騰しようが、クソはクソ。いつかツケは回ってくる。