ゴミインフルエンサー
申酉騒いで戌笑う、となるか?
あけましておめでとう。
2017年の半ば頃から懸念していたけれども、暗号通貨を取り巻く状況が悪化している。
将棋好きの人間が集まって将棋や棋士の話をしながら時々賭け将棋で勝負していたような世界だったのに、ただのパチンコ屋になってしまったようだ。
ギャンブル好きは
「あのパチンコ屋が良く出ているらしいぞ」
と聞いたらとりあえず行くだろう。
情報の精度としてはそこそこ高めの、最後の砦だと思っていたツイッターすら、もはや目の形が¥や$やBの形になった人間ばかりになってしまった。
最近ツイッターを辞めた。
去年まで毎日いろいろなクソなものに苦言ばかり言っていたので日常的に脅迫まがいのDMやら、お決まりの上島竜兵のギャグのような事をほざく輩にもしょっちゅう遭遇していたし、個人的に応援するプロジェクトとかにもヘイトが伝わったりするのも迷惑だし、トドメは『まとも』だと思っていた界隈の人間すら露骨なアフィ目当ての発言を情弱向けに自己正当化しながら繰り返したり『まとも』だと思っていたトレーダー系の輩も仕手じみた行為をしているのを目の当たりにした事が大きい。更にそれが支持されていたりもてはやされているのを見て強烈に幻滅した。これが一番ウンザリした。
ツイッター見るたびに謎の憤オーラで1人でキレそうになるメンヘラな自分もマヌケに思えてきたし、今年はサボりまくっていた本業やプライベートの方も結構忙しくなりそうだし、年末の良い機会なのでツイッターは卒業させてもらった。勘繰らせるようなタイミングで辞めたので色々ご心配をおかけしてしまったようだが、ワシは元気です。
そして引退後、まだ正月休みも明ける前に更に悲惨な状況になっていることを知った。ゴミをゴミと知ったうえでゴミインフルエンサーが煽り入れたクソコインにイナゴが集まったと聞く。
愚民にもほどがある。
BTC派とBCH派がポジトークで消耗して共倒れし、PoSとPoWが不毛に罵り合うようなポジトークバトルすら存在感を薄め、ゴミインフルエンサーどもがゴミを愚民に食わせる時代。見ていて悲しくなる。
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仮想通貨元年は暗号通貨元年ではなかった。
残念ながら「儲かるのなら他人の事なんざしったこっちゃねぇよ系仮想通貨クラスタ」
ばかりの声が大きくなってしまった。一昨年まではウルフ女史にすら「とりあえず煽ってくれよー!人呼んで来てくれよー!」とまで願っていたチンケな世界だったのに、状況が変わるのが早すぎる。目障りな奴ほどよく目立ち、メディアも調子に乗らせ、さらに声が大きくなった。
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2017年に金融庁が鳴り物入りで『仮想通貨法』を引っ提げて現れた。
個人的に少し反発しながらも期待していた点がいくつかある。
1.クソみたいなMLMの代理店商法や商材屋コインが消える
2.クソみたいな認可されない取引所が潰れていく
→全て効果が無かった
2017年に仮想通貨ブームとなって、最初は金目的で夢中になった人間に期待した点がいくつかある。
1.「ビットコインってすごくね?」とか「お金とはそもそも」となって、更には「ブロックチェーンとは」とか「トークンの可能性」とかポエムをうたい出す人続出
2.なんとなく話題になっているから調べたらハマり技術者増加
→9割以上は金にしか興味がなかった
ただ、ほんの一握りだが『暗号通貨』に興味をもった人が増えた事が何よりも救いとなっている。
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そもそもワシはGOXの後にビットコインを知り、触れ、それこそ去年まで暗号通貨で儲かった事なんて無くて損する一方だったのだが、それでも魅力に取りつかれた。
日々のニュース、技術や可能性、ドラマ、人間模様、相場、色々なものが絡みあうので飽きることは無い。勿論、相場も面白い。面白いのだが…他人をエサにして自分が儲けるだけの世界ではない、もっと色々面白い事はある。
それぞれの楽しみ方、それぞれのスタイル、それぞれの正義があると思う。
もはやScamの定義も失われた。もう、これ以上Disる事はないだろう。
風説の流布でもなんでもありだろう。
ただワシは
ゴミを煽るゴミインフルエンサーを心の底から軽蔑する。